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 逆子

逆子

妊娠7ヶ月になり、ずっと逆子でいる赤ちゃんに主人は心配して、逆子体操や治る方法をたくさん調べてきた。
それから毎晩、逆子の赤ちゃんに話しかけ、正常位になるよう促してきた。

28週6日で診察し、本格的に逆子体操の指導が入った。逆子の場合、帝王切開になってしまうため、指導している助産師さんも真剣だ。

家に帰り、本格的な指導の体操をした。それは、胸とお腹がでている私にとってとても辛い体勢だった。うつぶせで胸をつけるほど前かがみになると、羊水や赤ちゃんで胸が圧迫され呼吸が苦しくなる。胸が張っているのもあり、苦痛は多い。それでも戻れるようにと頑張ってやってきた。

31週の診察でもやはり逆子は治っていなかった。
逆子体操を始めてから、何だか赤ちゃんにとって最良なのか迷いがあった。赤ちゃんが今一番いい状態である体勢を、無理に治すことは、どうなんだろうって。

親の都合であり赤ちゃんは望んでないんだったら、すごくかわいそうだなぁとか、もしかしたら臍帯が身体に巻いてて動くのが辛いのかも・・とか。いろいろ考えると、逆子体操をする事がものすごく胸苦しくなってきて、それ以降はやらなかった。

主人はどうしても帝王切開でお腹を切るリスクだけは避けたいと、説得してきた。鍼灸院や外転術。私には気乗りしない話だった。確かに帝王切開は嫌だ。でも赤ちゃんのことを考えると・・・どうしたらいいか分からなかった。

赤ちゃんが元気であればそれでいい。赤ちゃんが成長している事が何より。赤ちゃんが無事産まれてくれたら。って思う。でも人間の欲求は増えるもので、できれば下から産みたい。逆子が治ってほしい。いろんな希望を赤ちゃんに求める。赤ちゃんが元気でいてくれてるだけで、今はとても幸せなのに・・・。毎日がとても、うかなかった。

それでも、最後の神頼みな感じで鍼灸院に行った。そこは家から1時間半くらい離れている場所で、逆子が治ったという症例があるところ。
そこに行き、針とお灸をやった。

家でもお灸をやるようにと、お灸をもらってきた。足の冷えは逆子が治りにくいとのことで、主人はそれから毎日足のマッサージをしてくれた。それでも冷えは強く、お灸の効果が弱くなってしまうと思い、一番強いお灸を買ってやってみた。すごく熱かったけど我慢してお灸をはずすと、やけどしてた。小さな水泡ができていて、逆子のツボの位置でのお灸が出来なくなった・・・。

その次の週、鍼灸院へ向かう途中に私は追い込まれてものすごく泣いた。治らない逆子を治そうとしていること、帝王切開の恐怖、いろんなことを考えるとものすごく辛くなってしまって、疲れたといい泣いた。

主人は「もう鍼灸院も辞める?」と聞いてきた。
もう向かっている事もあり、これを最後にもう辞めるっていった。これで赤ちゃんが戻らなくても、それは赤ちゃんにとって一番望ましい体位だから、もう無理矢理戻す事も嫌だ。って泣いた。
行きの車中、赤ちゃんの胎動は激しかった。弱虫ママに慰めてくれてるのかなって、赤ちゃんにも申し訳なく思った。

次の日の診察日。32週6日
「逆子治ってないんです。」と先生に報告をした。
先生も「最初からずっと逆子だし、クルクル回ってて今の状態じゃないから、治るのは見込めないかもね・・帝王切開かなー」と言いながら、エコーをあてた。

その時「逆子治ってるよ!!」と先生の言葉に驚いた。画像を見ると赤ちゃんの頭が下にあった。
良かったぁってホッとしたのと、今まで辛かったことや頑張った事、一気に溢れてきて大泣きした。赤ちゃんと、主人にものすごい、ありがとうの気持ちでいっぱいになった。

赤ちゃん私の状態感じてくれたのかな・・・
ママ弱くてごめんね。本当にありがとう。
また逆子になってしまうんじゃないかと、不安もあり横になる時は、なるべく赤ちゃんの背中が下に来るような横向きで寝るようにした。もうこの状態で落ち着いてね☆

逆子は戻りすごく安心したけど、
「2週間の間に、子宮頚管が5mmも短くなっていて
 子宮口も柔らかく指が一本はいってしまうよ」
「まだ赤ちゃんは2000gもなくて産まれちゃうには早いから
 もしお腹が張ったらとにかく安静にして薬を飲んでね」
と言われた。

それからは、なるべく家にいるようにと主人に言われ、
なるべく安静を保っていった。




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